作品ごとに異なるバンドメンバーをリードボーカルとしてフィーチャーした5枚のEPをリリースしたプロジェクトもCDにまとめた【Dirty Projectors】の新作。


名門〈Domino〉に移籍後初めて発表した『Bitte Orca』が年間ベスト・アルバムを総なめにしてブレイクを果たし、日本でもその後フジロック出演や朝霧Jamのヘッドライナーとしてのパフォーマンスを行うなど、独創的かつハート・ウォーミングなサウンドが人気を集めているデイヴ・ロングストレス率いるブルックリン出身のバンド【Dirty Projectors】。


2020年に入ってからは、作品ごとに異なるバンドメンバーをリードボーカルとしてフィーチャーした5枚のEPをリリースするプロジェクトをスタート。



アコースティックな響きが軽やかで美しい第1弾EP『Windows Open』のマイア・フリードマンや、ソウルフルなグルーヴとハーモニーの心地良さが際立つ第2弾EP『Flight Tower』のフェリシア・ダグラスをはじめ、第3弾EP『Super Joao』では、リーダーであるデイヴ・ロングストレスがリードボーカルを担当しており、アーサー・ラッセルやチェット・ベイカー、そして残念ながら昨年亡くなってしまったブラジルのボサノヴァのパイオニア、ジョアン・ジルベルトを彷彿とさせる楽曲集となっている。

第4弾EPではキーボード奏者のクリスティン・スリップがヴォーカルを務め、シリーズの最後を締めくくる5枚目のEPでは全員の歌声が披露されている。



配信、LPでリリースされていた全5作のEPを一枚にまとめたCDが今作。

全作品で作曲、プロデュース、ミックスのすべてをデイヴが行い、歌詞はヴォーカルを務めたメンバーとの共同作業となっている。




Dirty Projectors 『5EPs』

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