ヌーベルバーグ映画のように流麗で、イマジネーションに溢れる珠玉のフィルム・スコア・ポップ。

アトランタ生まれでニューヨーク在住のハマ・ユウスケと、アトランタ在住のローレル・ウェルズとが出会ったことで始まった男女ユニットLEYODE (リヨード)


元々、映画/映像を中心に活動していたハマは、友人であるPrefuse 73(Scott Herren)のツアーにスタッフ兼撮影者として同行したことをきっかけに本格的な音楽制作を開始。

彼はフランス映画をカットアップ/コラージュすることから音作りを始め、そのトラックにローレルの歌声をのせるという試みから、このユニットが本格的に始動したそう。

今回ご紹介するのは、そんな彼らの1stアルバム


LEYODE「Fascinating Tininess..」


ジャケットの雰囲気もどことなく50年代~60年代を思わせる?

このアルバムは、フランソワ・トリュフォーのフランス・ヌーヴェルヴァーグの代表作のひとつ1959年作『大人は判ってくれない』で主役を演じたJean-Pierre Leaud(ジャン=ピエール・レオ)に捧げるというテーマでつくられたようです。

また、LEYODEというユニット名もジャン=ピエール・レオの"Leaud"の名前の響きからインスパイアされてつけられたというから、思い入れも相当なもの。

ヴォーカルのローレルは、50年代のジャズシンガーのブロッサム・ディアリーの影響も公言しており、ハマの洗練されたカットアップ/コラージュのトラックにモノクロのノスタルジーを与えながら流麗なヌーベルバーグ映画のシーンを映し出すかのよう。

"Irene" from the album "fascinating tininess..."


スコット・ヘレンが絶賛、Savath & Savalasとしてもこのアルバムに参加しているので、エレクトロの耽美な音響のサウンド・メイキングとアコースティックなサウンドとの対比が、素晴らしい効果をあげてます。

イマジネーションに溢れる珠玉のフィルム・スコア・ポップを堪能してください!


LEYODE「Fascinating Tininess...」はコチラ

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