世界中で愛される“夜聴き”コンピ・シリーズにパンクとレゲエの交流を仕掛けカルチャークラッシュを巻き起こした重要人物【Don Letts】が登場!
ブリクストンに生まれ、カルチャーの中心的存在だったロンドンのショップ「アクメ・アトラクションズ」を経営したドン・レッツは、そのアティチュードから、ファッション、そしてショップの壁を重低音で振動させるダブ・レゲエで注目を集めた。彼が初めてDJを務めたクラブ「ロキシー」は、100日間の限定営業であったが、パンク世代にレゲエの魅力を伝えたことで伝説となった。その経験から真のDIY精神を学んだ彼は、結果的に映画監督として再出発する。
ドキュメンタリーを中心とする映像作品は『The Punk Rock Movie』(1978)、『Westway to the World』(2000年/グラミー賞獲得)を始め、ザ・クラッシュ、サン・ラ、ジョージ・クリントンなどの映像も手掛ける。
80年代には、ザ・クラッシュの元ギタリスト、ミック・ジョーンズのバンド、ビッグ・オー・ディオ・ダイナマイトに参加し、革新的なサンプルの使い方で、バンドのサウンドの中核を担った。そして今もなお「6 Music」で自身のラジオ番組「Culture Clash Radio」を持つ。本作は、偉大なるキャリアを持つドン・レッツが、ジャマイカの伝統であるカバー・バージョンをとことん追求して作り上げられている。
「実のところ、“Late Night Tales”の仲間と仕事をしたいと思っていたんだ。ナイトメアズ・オン・ワックス、ザ・フレーミング・リップス、MGMT、トレントモーラー、クルアンビンなどのキュレーターに代表される彼らの音楽的な美学に魅了され、20年近くになります。ロックンロールと同じくらいの年齢(56年生まれ)で、20年近くCulture Clash Radioを担当してきた私は、最高の音楽家たちと一緒に仕事ができると思っていた。だが同時に、自分の音楽の旅と、今日の私を作ったカルチャー・クラッシュを反映した、自分だけの空間も作りたかったんだよ。」
ーーードン・レッツ
激レアトラックからKhruangbin、Quantic、Ash Walkerらの最近のトラック、さらには日本からは井出靖をセレクト。
収録曲の半分以上がエクスクルーシヴ・トラックという必聴盤&貴重盤!
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