『モアレコスタッフがそれぞれ選ぶ2021年のこの5枚』


こちらではスタッフが個々に選んだ2021年の5枚をご紹介します!


共感してもらえたり、知ってもらえたら嬉しいです(^^)



2021年に人気だった作品をモアレコ独自の年間ランキングはこちら。

more records ALBUMS OF THE YEAR 2021







橋本(tak)編




John Glacier 『SHILOH: Lost for Words』


Frank OceanとのコラボレーターでもあるVegynが主宰するレーベル〈PLZ Make It Ruins〉よりリリースされる新たな才能!

「Avalanches好きまで」という謳い文句は伊達ではありません!

1曲目の「If Anything」がまさにそれ。

全体を通して好きな雰囲気。ジャケットが黒くて目立たないですが満足度高めの作品です。









Kings Of Convenience 『Peace Or Love』

ノルウェーのアコースティック・ポップ・デュオ Kings Of Convenienceの12年ぶり新作。

まさかまた2人で新作を出すとは思いませんでしたが、相も変わらず素晴らしサウンド。

本人たちが「この時代にちゃんとCDで聴いてもらいたい」ということでリリースされたとのこと。そんなことも嬉しい作品。









Moritz von Oswald Trio 『Dissent』


なんやかんやと追いかけている、90年代のベルリンにおけるエレクトロ・ミュージックのパイオニア、Moritz von Oswaldの新作が Laurel Haloとコラボ!という衝撃作!

Laurel Haloとドイツのジャズ・ドラマー、Heinrich Köbberlingとの新編成。









Efterklang 『Windflowers』


デンマークの孤高のチェンバー・エレクトロニカ・ポップバンド、Efterklangの新作。

前作は賛否両論ありましたが、今作は原点に立ち返りながらポップな一面もみせる傑作に。

新境地的なダンス・トラック「Living Other Lives」が最高です!










Erika de Casier 『Sensational』


90年代のR&Bの影響を感じさせながら、ハウスやテクノ、アンビエント、エレクトロニカを吸収して新しいR&Bを聴かせる、Erika de Casierの新作。

あのR&B全盛期のサウンドが懐かしくも新鮮に蘇りました!









穴原(yuco)編




Cassandra Jenkins

『An Overview On Phenomenal Nature』


「Hard Drive」や「Michelangelo」などの先行トラックから名盤の予感を漂わせていたNYCのSSW、カサンドラ・ジェンキンスの2ndアルバムです。静かに息をするようにこぼれ出る歌を沢山のゲストプレイヤーたちによるアンサンブルが室内楽のような絶妙な温度感で支えています。大好きなウィル・ストラットンがギターで参加しているのも最高です。はじまりの息遣いから清々しくラストを飾るアンビエント・トラックまで、じっくりと聴いた1枚です。LPもゲット✌









Joseph Shabason

『The Fellowship』


EPのジャケを勝手にTwitterのアイコンに使わせてもらってるトロントのサックス奏者、 ジョセフ・シャバソンの3rdアルバムです。自身の生い立ちを赤裸々に綴った自伝的なテーマに基づいた逃げ場のない陰鬱さや生々しさが織り込まれた優美で幻想的なジャズ・アンビエントは、沼・沼・沼です。うつくしきスカイブルーヴァイナルも無事にゲットできました✌

アルバムの中で最もエレガントで壮大なタイトルトラックからぜひ!









Nicholas Krgovich

『This Spring Is The One』


上記のジョセフ・シャバソンも参加したニコラス・ケルコヴィッチの最新オリジナル・アルバム「OUCH」+ 彼が10代から敬愛しているという地元ヴァンクーヴァーのSSW、ヴェーダ・ヒリのカバー集の2枚組です!「OUCH」は、大失恋の末にうまれたという苦いエピソードがありながら、メロウ・ポップ・マスターと呼ばれる彼の甘~くロマンチックな声とメロディーは心底心地よいものです。原曲の良さを生かしつつ、洗練されたケルコヴィッチムードで染め上げたヴェーダ・ヒリのカバーもトロケます。









Rostam

『Changephobia』


言わずと知れたヴァンパイア・ウィークエンドの創設メンバーで、今や売れっ子も手掛ける名プロデューサー、ロスタムのソロ・アルバムです。パーソナルなテーマを持ちつつ、驚くほどキャッチーなヴォーカルメロディー&クリスタルヴォイスに全部持ってかれそうになりますが、VWの余韻を感じる色彩のリズムやサイケデリアにジャジーなムードが混じわったポップなサウンドとのバランスが聴けば聴くほど奥深い。爽快です。









トウヤマ タケオ

『四辺は森として』


歌も素晴らしかった前作「飛べない日」から8年ぶり、大阪から尾道に拠点を移されてからはじめてのアルバムとなるトウヤマタケオさんの新作は、ピアノのさまざまな音の響きや余韻で綴られた十二篇の水の変奏曲集。ジャケットのようなしんしんと積る雪のような静けさ、いろんなかたちを構成する水の粒子が音と交わって戯れているような無邪気さを想像しながら、ブックレットの「覚え書き」とある楽曲ごとの散文詩を読むという贅沢時間。夏のリリースでしたが今時期に聴くとまたグッときます。

本作のオフィシャルの試聴リンクはありませんが、トウヤマさんが2020年春から初夏にかけて、新型コロナウイルス による自粛期間中に、自宅で1日1曲作り、それを演奏と同時に1ショットで動画を撮り、103日間連続でinstagramにアップするという試みがまとめられたYouTubeをぜひに!!!




我が家のネッコもお気に入りの様子。

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