大切な誰かを想う時間を綴った黄昏を思わせる切なくも暖かいピアノ作品集。
前作『moonless』に加え、『Solo Piano 01:61』、『SHE WAS THE SEA』とリリースされた作品が人気の、ワルシャワにも拠点を置く若きピアニスト/作曲家【横山起朗】による新作ピアノアルバム。
コロナ禍により海外への移動が難しくなり、故郷である宮﨑にて2年間かけて制作されたピアノ作品集。人と直接触れ合う機会が減り、海で過ごす時間が増えたと言う。
夕暮れ時に海岸を歩くと、逢いたい人、もう一度直接話したい人の姿が浮かび、思わず電話やメッセージを送ろうと思ったが、逢わない時間を慈しむことも大切な時間ではないか、とその想いを秘めたままピアノに向かい、一枚のピアノアルバムが完成。
穏やかで優しく耳に触れるピアノの音色。
こういう時代だからこそ、その温かさに染み入る時間が必要です。
本作では、自身の作品と共に、コンサートで度々弾いていたクラシック音楽(ブラームス/マグダウェル/レスピーギ)の作品も寄せられている。
0コメント