【Nils Frahm】が約4年振りとなるスタジオ・レコーディングアルバムをリリース。スタジオを作るところから始めた壮大な計画は、自分の理想の音を自由に追求し続けた初めての作品。

ドイツ出身のピアニスト/作曲家/プロデューサーNils Frahmによる最新フルレングスは、ベルリンはシュプレー川沿いの歴史的建造物Funkhaus内にある彼の新しいスタジオ、Saal 3で制作。

この2年間の大半を、「配線、電気系統、大工仕事まで、スペース全体の解体と改築」に費やし、その後「友人たちの助けを借りながら、パイプオルガンを組み立て、ミキシングデスクをゼロから作った」という。 



『全ての音楽』と名づけられた今作。


今までの作品がすべてここに繋がって置く為の準備期間だったのではと思わせるサウンドは、いままで聴き慣れたピアノからシンセサイザー/ハーモニウム/パイプオルガン/竹製の楽器、そして新たに取り入れたヴォーカル。間違いなく彼の今後の音楽活動の分岐点となる最重要作品の完成です。



<セルフライナーノーツから>

完成までの過程で、どのようなアルバムにおいても何を作り上げたという事だけでなく、もっと重要なことだと思えるのは何ができなかったかを明らかにすることだ。『All Melody』には時間の経過とともに非常に多くのイメージがあり、以前にもずっと沢山ありましたが、私がそれらを制作しようとした事はこれまでありません。いままで見た事も聴いた事もない、少女や少年達による人の声を伴った美しいドラムを聴きたかった。彼らはまさにこの世界で歌を唄い、別の場所から来たかのように聴こえるでしょう。私は『All Melody』を演奏するハーモニウムのような音を奏でるシンセサイザーを聴き、それらはシンセサイザーのようなハーモニウムの音色と共に混ざり合います。私のパイプオルガンはドラムマシーンとなり、私のドラムマシンは、息づかいを感じさせるフルートによるオーケストラのように聴こえるでしょう。ピアノはまさに声へと変わり、声は共鳴するストリングスとなります。私自身の中で聴いている音楽は決してレコードとして完成しないでしょう。それは自分のためにしか演奏することができないと思えるのです。このレコードには私が思いついたものを収録し、私が想像出来る最良の方法で導き出した音楽について表現しています。  

2017年10月 ニルス・フラーム



Nils Frahm 『All Melody』



そして5年振りとなる待望の来日公演も盛況のうちに終了!



詳細はこちら⇒ http://www.inpartmaint.com/site/22897/






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Lubomyr Melnyk 『Corollaries』

世界最速のミニマル・ピアニスト ルボミール・メルニクによる最新作。比類なきテクニックと荘厳さを兼ね合わせた至高のピアノ作品。 ピーター・ブロデリック、ニルス・フラームがレコーディング/プロデュースで参加。

⇒ http://morerecords.jp/?pid=58449473

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