ポスト・クラシカルから現代アート、舞台芸術、映像の世界まで幅広い分野で活躍し、坂本龍一、ダムタイプ高谷史郎、野田秀樹らとのコラボレーションでも注目を集める京都在住の気鋭の作曲家/ピアニスト、原摩利彦。
12/10(日)放送予定の『情熱大陸』に出演!
「情熱大陸」番組情報
原の作品の多くに使われているのが、“フィールドレコーディング”した環境音。街中の騒音から、人の足音や話し声など、波や鳥などの自然の音まで、あらゆる場所で「収集」した音を編集し、楽器の音色とともに再構築していく。美しい音や気になった音を、日常的に収集する様は、近くで見ている野田秀樹曰く「子供の頃の石集めのようなもの」。それが何かに役立つかは重要ではない。ただ好きだから集める。これまで集めた音は、本人も数え切れないほどだという。
番組では、そんな原が舞台や芸術作品など、様々なジャンルで新たな音を生み出していく様子に3ヶ月かけて密着。旅先で出会った音、見知らぬ場所で受けた刺激・・・それらすべてが原という稀有な才能を通じて一体どんな音楽を生み出していくのか?彼が理想とする「音楽」を追い求める姿に迫った。
Marihiko Haraの2作品をご紹介!
Marihiko Hara 『Landscape in Portrait』
優しくもノスタルジックなピアノ・サウンドを中心に展開される静謐な作品集となった本作は、ここ数年、彼が手掛けたインスタレーション作品や、映像・舞台のための楽曲をソロ・アルバム用に再構築し、アコースティックなピアノとフィールドレコーディングの日常音を融合させながら、ユニークな“自画像の中の風景”を描く。
Marihiko Hara & Polar M 『Dance』
ポスト・クラシカル、フォークトロニカ、アンビエント、そしてわずかなジャズのエッセンスを本作でも感じることができるが、よりギターがピアノと同格の存在感を放ち、それゆえに、音のテクスチャーやメロディーの動きにより豊かな多様性が生まれ、非の打ち所がないほど洗練を極めた美しい音のタペストリーが織り成されている。
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