ベルリンを拠点に活躍するコンポーザー/プロデューサー/ピアニスト/シンガー【Dario Lessing】。
2019年、Deutsche Grammophonから初の作品をリリースして以来、彼はピアノ作品集『DNA』の発表や、Robot KochやAndrew Applepieらドイツ出身の作曲家/ミュージシャンとのコラボレーションやオルタナティヴ・ポップ・プロジェクトなど、ネオ・クラシックからエレクトロにアンビエント、アヴァン・ポップからオルタナティヴ・ポップまで、ジャンルを超え、幅広く活躍する彼。
今作は、多種多様なバックグラウンドを持つ6人のヴォーカリストを迎えた作品。
アメリカからStimulus、オーストラリアからJames Chatburn、ニュージーランドからGraham Candy、オーストリアからRezar、そしてレッシングと同郷ドイツのSHAMS(レッシングの実の妹)とMarioの6人。異なる国、異なる文化的背景、異なるキャリアを持つヴォーカリストとともに、レッシングはアルバムが持つテーマを具現化。
Frequency=周波数というタイトルが象徴するように、ゲスト・ヴォーカリストの波長に合わせ、互いに影響を与えながら新たな周波数の音楽を作り出すことに成功。
レッシングのクラシカルな素養を裏付けるようなピアノが基調として、アンビエントやヒップホップ、ソウルの要素が垣間見えたり、ジェイムズ・ブレイク風のアヴァン・ポップ風であったりと様々な表情を魅せる内容に。
一見バラバラになりそうな気もしますが、彼が持つ「クラシカル」を軸にしていることもあり、コンセプトアルバムながらどこか統一感があるサウンドが心地良い良盤です!
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