女性電子音楽家の重鎮【Laurie Spiegel】の74~76年録音、80年のデビュー作『 The Expanding Universe』
彼女のデビューアルバムをメインにその他のアルバムや未発表だった音源を収録した集大成的作品。
Laurie女史の91年作『UNSEEN WORLDS』から名前を取ったのであろうレーベル<UNSEEN WORLDS>から2012年に再発され高い評価を受けました。
現在のアンビエントシーンを語る上で外せない電子音楽界の名作中の名作が再度登場!
アップルコンピュータのソフトウェア開発にも携わり、MORGAN FISHERの伝説コンピシリーズ"MINIATURES"にもピックアップされた初期コンピューターミュージック女流作家を代表する存在。
電話でお馴染みベル研究所のMAX MATHEWSによる先進的アナログ・シンセサイザー制御システム"GROOVE (GENERATED REAL-TIME OUTPUT OPERATIONS ON VOLTAGE-CONTROLLED EQUIPMENT)"を使用した流麗なライヴコントロール・プログラミング・ミニマル音響ドローン実験作品はもちろん、そのミニマル瞑想感はそのままにENO/SCHULZE/CLUSTERを通過したコンピューター世代がRILEY/GLASS/REICHを昇華したようなダンスフロア対応も可能なポップセンスも魅せてくれます。
現在のアンビエントシーンを語る上で外せない作品であり貴重な資料と言える今作。
CDには23ページに及ぶ本人の写真とライナーノーツを収録。
Laurie Spiegel
米国シカゴ出身の作曲家。10代の頃はギター/バンジョー/マンドリンを演奏し音楽制作の哲学を学ぶ。社会科学の学位を所得後、再び音楽の道に進む為にロンドンでクラシックギターと作曲を勉強する。 その後ジュリアード音楽院でMichael Czajkowski、Hall Overton、Max Mathews、Emmanuel Ghentなどから多大な影響を受け、1969年からアナログシンセ使って作曲を開始。1973〜1979年の間にベル研究所にあるMax MathewsとF.R. Mooreが開発したシステムを使って楽曲を制作。後にNew York University's Computer Music Studioを設立し、多
くのミュージシャンに楽曲制作の為のソフトウェアを提供。
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