フジロック出演も話題の【Tycho】が〈Ninja Tune〉移籍後初となる最新作『Weather』をリリース!
これまでにリリースされた『Dive』(2011)、『Awake』(2014)、米ビルボードのエレクトロニックチャートで堂々の1位に輝いた『Epoch』(2016) といったアルバム作品を通じて幅広いファンを獲得し、グラミー賞にもノミネートされたティコ。
クロエ・コーナーが監督を務め、グラフィックデザイナーとしても活躍するティコの中心人物、スコット・ハンセンが初めて映像の制作に携わった新曲「Pink & Blue」のMVがこちら。
それぞれのTychoのアルバムで、僕のゴールはサウンドを進化させて、広げることだった。『The Science of Patterns 』(2002) と 『Past is Prologue』 (2006) ではエレクトロニックなサウンドをソロアーティストとして突き詰めた。そしてその後、よりオーガニックなサウンドや楽器の音を取り入れたんだ。『Dive』 (2011)ではギターとベースのサウンドを取り入れ、『Awake』 (2014)ではギターをより前面に押し出して、ドラムの生演奏を初めて取り入れた。『Epoch』 (2016)ではエレクトロニックとオーガニックなサウンドの要素のバランスに磨きをかけた。そして最新作の『Weather』ではボーカルと歌詞によって音楽の、より人間的な部分を明らかにしようとしている。 - Scott Hansen
セイント・シナーことハンナ・コットレルがボーカルを務めた楽曲が多数収録された新作について、
彼女はアルバムのいくつかの曲にボーカルとして参加している。そしてこれはティコのニューアルバム『Weather』に欠かせないものだ。このレコードを作る際に、僕のビジョンを完全に実現できるものを作りたいと思ったんだ。それは最も自然な楽器、つまり人間の声を取り入れるってことだった。ハンナ・コットレルに会って、すぐにアルバムのボーカル要素がはっきりと見えたね。僕らの一番最初のセッションは驚くほど生産的で、彼女の歌詞に映像的なものを確信したんだ。彼女のビジョンはスッと僕の中に入ってきたし、彼女の歌声は音景を作り出していた、それは作曲家として、プロデューサーとして、僕に新たな世界を開いてくれたんだ。 - Scott Hansen
と語るように、今作はTychoの集大成的な作品になっています。
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