シンガーソングライターとしてだけではなく、エンジニアやアレンジまでこなすマルチな才能が光る古川悠木率いるスーパーグループ【yukifurukawa】の1stアルバム。
古川悠木、サラダ(サラダマイカル富岡製糸場グループ)、コルネリ(Maher Shalal Hash Baz / のっぽのグーニーBad medicines)、森田哲朗、久間木達朗の5人により2019年に結成された古川、サラダ、コルネリの持ち寄った曲を皆で合奏するグループ。
コルネリ(Maher Shalal Hash Baz / のっぽのグーニーBad medicines)の加入をきっかけに、当初から参加するサラダ(サラダマイカル富岡製糸場グループ)と共に元々シンガーソングライターとしても活動している二人の曲も持ち寄ってライヴ演奏をしていくこととなった。その後、突き進む勢いで完成したのが1stアルバムとなる今作。
古川悠木による丁寧なサウンド・プロダクション、ベース森田哲朗とドラム久間木達朗による渋く手堅いリズム隊の演奏、サラダとコルネリによる美しいコーラス・アレンジが全編に渡って施され、非常に効果的なアクセントになっており、さらに三人のカラーの違う個性的なヴォーカルが見事に調和することで新たな化学反応が起き、予想以上に熟達した作品。
どこか懐かしく、優しく温かい歌とサウンドは、忙しく過ぎて今いがちな日々から少し遠くの"あの"記憶にまで連れて行ってくれます。
生活の傍らにいて欲しいような、、そんな音楽。
マスタリングは折坂悠太、入江陽、さとうもか、Taiko Super Kicks、TAMTAM、本日休演などの作品のエンジニアリングも行なっている中村公輔が担当。
ジャケットは若き画家・森ひなたが描き下ろし、デザインはグラフィックデザイナーの浅田農が担当(彼が手掛けた、おさないひかり詩集『わたしの虹色の手足、わたしの虹色の楽器』は東京TDC賞 2020のブックデザイン部門に入選)し、yukifurukawaの世界観をより引き立たせるようなアルバム・ジャケットに仕上がっている。
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