前作『Ribbons』制作時のインスピレーションやストーリーを引き継ぎながら、新たに書き下ろされた10曲収録のEP。
これまでの多くの作品と同じように、ギターリフからスタートし、テクスチャー豊かなサウンドスケープへと、異なる楽器を一つずつ丁寧にレコーディングして進められた。
元々映画のワンシーンのために書かれた曲だという「A Couple Swim」、バッハのチェロ組曲を研究していたことからインスパイアされたバロック風の「Awpockes」など、新たなアプローチを感じさせる楽曲がある一方で、「Otter Shadows」や「Watching Thus, The Heron is all Pool」のようなトラックは、彼の初期の作品を彷彿とさせ、10~15年前に彼が抱いていた感情を再燃させている。
アートワークは、ビビオ自身とイラストレーターのクリス・ウォーメルによってデザインされている。
タイトルを考えていた時に思いついたアイデアだった。アマツバメは飛んでる間も眠ることができて、他のどの鳥よりも、多くの時間を空で過ごすんだ。まさに空に生息する生き物ということだね。アマツバメの目線で世界を見るようなアートワークにしたいと思ったんだよ。イギリスの風景であることが重要だった。なぜなら、イギリスの田舎風景は、僕にとって終わりのない感動の源泉であり、僕が音楽で表現しようとしている感覚は、そのユニークな特性の中心にいたいという願いから来ているから。このアイデアを実現するためにイラストレーターを探していて、〈Warp〉と話し合いをした結果、クリス・ウォーメルを提案されたんだ。彼のウェブサイトを見て、彼の作品に一目惚れしたよ。僕が思い描いていたものと美学的に完璧だったというだけじゃなく、イギリスの田舎風景にもとてもよくリンクするものだった。クリスがリノリウム版で版画を作ってくれて、それがこの作品のアートワークに使われてる。
- Bibio
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