Sons of Noel and AdrianやThe Mariner’s ChildrenなどのメンバーでもあるUKブライトンのマルチ・インストゥルメンタリスト【Marcus Hamblett】の2ndアルバム。
プロデューサーや楽器奏者としてLaura Marling、Lucy Rose、Emma Gatrillなど多くのアーティストと関わています。
そんな彼の2ndアルバムとなる今作がまた良いんです!
1曲目のThis Is The KitのKate Stablesをヴォーカルでフィーチャーした楽曲「Lost At Sea」から既に漂う傑作感。
ドリーミーでありながらエレクトロニック・ミュージック、ジャズ、ポスト・ロック、ポスト・クラシカル的要素をふんだんに取り入れた楽曲。
モアレコで扱うジャンルを全て入れ込んだようなサウンドですね。
続く2曲目は11分を超える長尺でポストロック的なアプローチを魅せる「Ghost Socks」
そして、3,4曲目「The Warren」はギターソロからストリングスを重ねていくスタイル。
5曲目「Gardner's Basement」ではスペーシーなプログレ的な楽曲、
オーラスの6曲目「Vibraphone Piece」は白昼夢のように漂いながら1曲の中にストーリーを入れ込んだような展開する楽曲。
と、全6曲が様々な色を魅せる楽曲で彩られた今作には、
James HoldenとColin Stetsonなどがゲスト参加しています。
ドリーミーでいてプログレッシヴ、コラージュされた彩り豊かなサウンドは、
まるで短編映画のサウンドトラックのようです。
ジャケットも◎
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