ジャズ〜トラッド〜ポップスを背景に、繊細かつ表情豊かな歌唱を聴かせる女性ヴォーカリスト/ソングライター【Kathleen Grace】が、数多くの名演で知られる有名ピアニスト、Larry Goldingsがタッグを組んだ話題作。
LAを拠点に活動する女性ヴォーカリスト/ソングライターのキャスリーン・グレイス。ジャズをベースに、フォーク/ブルースからポップスまでをカヴァーする音楽的背景から生み出される、柔軟で表情豊かな歌唱とコンポージングは彼女ならでは。2013年のアルバム『ノー・プレイス・トゥ・フォール』以来久しぶりに発表するこのアルバム『タイ・ミー・トゥ・ユー』は、ジャズ〜ポップス〜ファンク系のセッションマンとして数多くの名演を残すピアニスト/オルガニスト、ラリー・ゴールディングスとタッグを組んで吹き込んだ話題作。
オリジナル曲に加え、ジャズ・スタンダード、アメリカーナ、ブルース、フレンチ・ポップからビートルズまで幅広くセレクトされた収録曲はどれも、グレイスとゴールディングスの二人でイマジネーションを深く共有し、じっくりと音を選び抜いたことがよく伝わる研ぎすまされたアレンジ。ゲイブ・ウィッチャー(ヴァイオリン/パンチ・ブラザーズ)、デヴィッド・ピルチ(ウッド・ベース/K.d.ラング、ホリー・コール、ジョー・ヘンリー)、ダレク・”オレス”・オレシュキェヴィッチ(ベース/パット・メセニー)など手練のミュージシャンによる最小限の楽器によるさりげないサポートも効果的で素晴らしい。
穏やかで親密なヴォーカルと軽やかなピアノは、ジャズヴォーカルというよりはシンガーソングライターとしての彼女の実力が大いに発揮された印象の作品です。
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