湯川潮音やゴンドウトモヒコ、world's end girlfriendら様々なアーティストのサポートなど多方面で活躍してきた、気鋭ヴァイオリニスト【高原久実】の1stアルバム。
ヴァイオリニストのコンサート映像を見て、3歳からヴァイオリンを始めた Kumi Takahara。大学卒業後ウィーンに渡り、研鑽を積みながらヨーロッパ各地で様々なレコーディングやコンサートに参加。この頃から弦楽器の可能性をクラシック以外にも求め、自身の作曲活動もスタート。
帰国後はクラシックでの演奏活動と並行し、アーティストのサポートや楽曲提供、プロデュースから映像作品のディレクションに至るまで、演奏のみに留まらない多岐に渡る活動を展開。
今作は2016年、高原の暮らすアパートで最も静かな場所であるバスルームで録音がスタートしました。バスタオルを吸音材として使用し、シンクの上にマイクを設置して、洗濯機の上にノートパソコンを置いてバランスをとりながら録音されたというデモを元に、ヴァイオリンを中心とした弦楽器、拾い集めた音、キラキラと光るピアノをシームレスに重ねたこの作品は、小さな生活空間から生まれた真に個人的な音楽だといえます。
クラシックのヴァイオリン奏者でマルチプレイヤーでもある高原は、ヴィオラやチェロ、コントラバスといった弦楽器に、繊細なピアノや具体音を加え、生命力に満ちた質感のある音楽を生み出します。
クラシック、現代音楽をルーツに、拾い集めた音、繊細で暖かみのあるヴァイオリンとピアノがプライベートな日記のように重ねられた白昼夢のシンフォニーとなっており、The Boats、ausがゲスト参加。
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