ガービッジの名盤2ndアルバム『Version 2.0』の20周年スペシャル・エディション!
と聞いて、「これはブログを書かねばならない!」との想いが(個人的に)沸々と湧いてきました。
このGarbageの2ndアルバム『Version 2.0』がリリースされたのは1998年。
1998年と言えば、
Lauryn Hill『The Miseducation of Lauryn Hill』
Boards of Canada 『Music Has the Right to Children』
Elliott Smith 『XO』
Massive Attack 『Mezzanine』
Beastie Boys 『Hello Nasty』
Tortoise 『TNT』
A Tribe Called Quest 『The Love Movement』
Alanis Morissette 『Supposed Former Infatuation Junkie』
Guns N' Roses 『Use Your Illusion』
などなどがリリースされた年。
全ジャンルにおいて歴史的名盤となる作品がとてつもない勢いでリリースされていた時期でした。
そんな中、まだ学生だった私の日課と言えば、新しい音楽と出会うべくMTV(この頃は洋楽メイン)を目を皿のようにしてMVをチェック。気になった音楽をCDショップに買いに行くという音楽三昧。(もちろん、学校も行ってましたよ。。好きすぎて5年間も。。)
特にMTVのMVをひたすら流す"深夜枠"が好きでした。
結構マニアックというかレアというか、王道ではないであろうMVも良く流れていました。
そんな時代に、偶然TVから流れてきたのがこれ。
「ピ、ピ、ピ、ピ」のあとに現れる怪しげなサイコ映画のような映像と、スクラッチ交じりの重めなサウンド。
内容は度外視な謎の映像が次から次へと炸裂!
当時はかなりのインパクト!(20年以上前です)
「しかもアーティスト名が"Garbage=ごみ"って!?」
これが最初の出会いでした。
当時Garbageの1stを聴いてなかった私には、このバンドが何者かも分かるはずもなく、ただひたすら視覚と聴覚に訴えてくるMVのインパクト。
そして引きずるように残る余韻。。
その後調べたところによると、ニルヴァーナ『Nevermind』、スマッシング・パンプキンズ『Siamese Dream』、ソニック・ユース『Dirty』など金字塔作品を生んだ敏腕プロデューサー、ブッチ・ヴィグのバンドということが判明。
なるほどなるほど、そりゃあ一筋縄ではいかないわけです。
Garbage - Special
アルバム制作時には"懐かしく昔っぽい曲を今のサウンドに"というコンセプトをかかげ、サウンドの方向性を「ビーチ・ボーイズ×プリテンダーズ」に設定、彼らが元々持っていたエレクトロニカの要素を残しつつ、よりオーガニックなバンド・サウンドにするのがゴールだったという。そこで、曲作りの期間は昔からのお気に入りアーティストであるザ・ビートルズやフランク・シナトラ、そして当時の人気絶頂だったレディオヘッドやポーティスヘッドを聴き、その影響を取り入れた作品。
と、ブッチ・ヴィグは語ります。
Garbage - I Think I'm Paranoid
このバンドの肝は、3人のプロデューサーとイギリス出身紅一点ヴォーカル、シャーリー・マンソンという編成。
プロデューサーを3人もいるバンドというのも凄いですが、その分大変そうな気もしますが。。そこはブッチ先生さすがです。
無数のループとサンプリングを「まるで"ゴミ”=Garbage」というメンバーの一言にブッチ・ヴィグが「そのゴミを歌に変える」と答えたというバンド名の由来。
それをそのまま実現させたまさにマジック。
Garbage - Hammering In My Head
1stアルバムを大きくしのぐ600万枚以上のヒットとなった今作。
そんな名盤が、20周年盤として初となるリマスタリング!
さらにB面曲や未発表曲を全10曲を収録したボーナスディスクを付けた2枚組でリリース!
この20周年盤を機に、懐かしい気分に浸ったり?新しい出会いに興奮したり?はどうでしょうか?
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