エレクトロニカ〜ポスト・クラシカルを行き来しながら作品ごとに違ったサウンドとコンセプトを提示する、UKブリストルの気鋭の作曲家/マルチ・インストゥルメンタリスト【Ryan Teague】
ミニマル・ジャズを取り入れたエレクトロニック・バンド・サウンドに挑戦した前作『Site Specific』以来、3年ぶりとなる新作。
日本の「間」と「円相」の概念に影響を受けた本作『Recursive Iterations(再帰的反復)』は、シネマティックなアレンジとアルゴリズムのフレームワークのなかの最先端のサウンドデザインを組み合わせ、ポスト・クラシカル、ポスト・レイヴ、アンビエント・ミュージックを融合し、その結果、空間と抑制を建築的に計算し使用することで調和が保たれた全くコンテンポラリーなサウンドスケープ。
エレクトロ・アコースティックのフレーズとシンセサイザーのデジタル・フラグメントが頻繁にローテーションし、シーケンスにおける近接した事象により、再構築と再文脈化を行い、作曲が発展していくという仕組み。スリリングで陶酔的すらあるエレクトロニック・ミュージックの最先端。
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