モントリオールを拠点に活動している、様々なジャンルを横断し、多様なスタイルをみせる折衷的プロデューサー、Mike Silverによる【CFCF】名義の新作が素晴らしい!
ソニック・ユースやスマッシング・パンプキンズから、ケミカル・ブラザーズやベースメント・ジャックスなどの音楽、『ミレニアム・マンボ』、『デーモンラヴァー』、『モーヴァン』、『パーフェクトブルー』などの映画、さらには90年代後半のプラダなどなど自身が熱心に音楽を聴き始めた頃(1997年~2000年)に接していたサウンドの様々なスタイルをミキサーにかけるように制作された一枚。
(この辺り、グッとくる方も多いのでは?)
90年代後期から2000年までのサウンドやアートカルチャーをミックスして昇華したような万華鏡的な作品。
自分もこの時代にどっぷりな同世代なので、作品を聴いていると懐かしさと新しさが相まって思わず何度も再生ボタンを押してしまいます。
こう書くと、ジャンルレスでごちゃごちゃしている雰囲気にも感じちゃうかもですが、
統一感がしっかりあるので是非アルバムを通して聴いて欲しい一枚。
今作では、2人のゲスト・ヴォーカリストをフィーチャー。
同郷ののネオ・シューゲイザー・アイコン、No Joyをフィーチャーした「Model Castings」ではオルタナティヴ・ロックとIDMを融合したようなトラック。
Kero Kero BonitoのSarah Bonitoがフィーチャーされ、ギターのアルペジオが印象的なドリーミーなグランジ・ポップにキュートなヴォーカルを見事に融合。
ニューエイジとジャングルを融合した架空の"無印良品"のバックグラウンド・ミュージック!?と話題だった前作から一転、90年代後期のアッパーな感じも良いですね。
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