USインディー・シーンを牽引するDirty Projectorsの女性メンバー Maia Friedmanを中心に結成されたトリオ【Coco】のデビュー作は美しいコーラス&ハーモニーを聴かせる傑作!


USインディーの新章を予感させるトリオ【Coco】のデビュー作が国内盤でリリース!


2000年代以降のUSインディー・シーンを牽引するDirty Projectorsの女性メンバーであるMaia Friedmanを中心に、LuciusのDan Molad、Pavo PavoのOliver Hillからなる3人組。


最近、Maia Friedmanはソロデビューシングル「Where The Rocks Are」をリリースするなど精力的に活動していますが、Cocoはハーモニーを大事にしたトリオ・プロジェクト。




フリー・デザイン、ピーター・ポール&マリーやママス&パパスなど様々な先達が築き上げたコーラス&ハーモニーを現代に蘇らせたような美しい楽曲が並ぶ、すでに名盤感が漂うような作品に。




10年ほど前から拠点とするニューヨークで出会っていた3人はコロナのパンデミック前から「匿名で一回限りの作品をリリースする」ことを予定していたそうですが、結果としてフル・アルバムを制作することに。


MVも多数制作されていて、最終的には3人によるこの作品に対する自信の現れを感じます。




物憂い風合いのメロディや、曲によってはディレイをかけた音処理とが相まって幻想的な歌世界が展開されている。ストリングス、ピアノ、電子音などを盛り込んではいるもののポケットシンフォニーになり過ぎず根幹はシンプル。



混沌とする現在のインディーシーンでも、コーラスやハーモニーに重点を置く作品は珍しく

60年代に多く見られたヴォーカル・ポップ・ミュージックが、今の時代に新鮮に響くような作品です。



国内盤には、岡村詩野さんによる解説が付きます!




Coco 『Coco』

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