Sigur RosからReal Estate、Julia HolterさらにはThurston Mooreまでも魅了するアンビエント・ハープの才女【Mary Lattiomore】のソロ2作目。
彼女はヘッドランズ・アートセンターの音楽アワードを授与され、北太平洋沿岸にある古いビクトリア朝軍の建物に15人の作家、劇作家、ミュージシャン、詩人、画家、活動家共に夏の2ヶ月間を過ごした。彼女はサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの上の丘に囲まれたレッドウッドの広々とした納屋を与えられ、そこでハープを自由に演奏でき、本作はそこで制作された。
「それは私の人生の中で最も美しい夏だった」
と語っているように、素晴らしい環境と時間で作り上げられた美しい音像。
感情を揺さぶるハープの音色に浮遊感に満ちたキーボードの音色、エフェクトをアクセントにしつつ、要所でギターやピアノなども折り重なりあう美しきレイヤーサウンド。
Mary Lattimore - Hello From the Edge of the Earth
2017年末に開催されたシガー・ロス主宰のアートフェス『Norður Og Niður』にも出演、リアル・エステイトとツアーを回るなど活躍の幅を一気に広げた年でもあった彼女の新作はこれまで以上にドラマティックで幻想的なサウンドが構築されており、現時点での最高傑作。
ジャケットも良いです!
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