ポストロックの代表バンド、トータスのメンバーであり、平行してジャズ・ギタリストとしての活動も行なっている【Jeff Parker】のリーダー作名盤『The New Breed』に続く新作アルバムが遂に完成。
ジェフと並ぶ看板アーティストでもあるドラマーのマカヤ・マクレイヴンのリーダー作等で日本でも近年注目が高まっているシカゴの新興ジャズ・レーベル<International Anthem>とあの<Nonesuch Records>との共同リリースの第一弾アルバム。
前作『The New Breed』はジェフの亡き父親に捧げられたアルバムで、アルバムのアートワークにもフィーチャーされていたが、本作はジェフの母親がジャケットにフィーチャーされています。まだご存命の母親へ捧げられたアルバム。
エスペランサ・スポルディングやミゲル・アトウッド・ファーガソン、リオン・ブリッジズとも共演してきたサックス奏者のジョシュ・ジョンソン、ロバート・グラスパー・トリオのメンバーで、先鋭的ジャズ・コレクティヴ、エリマージを率いる新世代ドラマー、ジャマイア・ウィリアムス(モーゼス・サムニーの2017年作『Aromanticism』にはドラマーとして、ソランジュの2019年作『When I Get Home』にはプロデューサーの一人として参加している)が脇を固めている。
本作には更に二人のドラマーが参加しており、一人はレーベルメイトで何度も共演していて、日本でも人気上昇中のマカヤ・マクレイヴン(『The New Breed』の日本盤のボーナス・トラックとして収録されたリミックスも担当)、もう一人は『The New Breed』にも参加していたジェイ・ベルローズ(ポール・ブライアン関連作のみならず、ポーラ・コールの作品を中心に、エルトン・ジョン、ロバート・プラントとアリソン・クラウスのグラミー受賞作『Raising Sand』他、ジャンルに関係なく活躍)。
シカゴ・アンダーグラウンド・オーケストラ以降、何度も共演を重ねてきた盟友ロブ・マズレクがピッコロ・トランペット、ブライト・アイズ(コナー・オバーストのソロ作も)やエンジェル・オルセンの2019年作『All Mirrors』にも参加しているネイト・ウォルコットがトランペットで参加。
マスタリングも前作同様、Jディラ『Donuts』を手掛けたデイヴ・クーリーが担当。
現在進行形のサウンドと、古き良きジャスがバランスよく収録された今作は、ジェフの豊かな才能を思う存分感じることが出来る内容になっています。
まさに、2020年スタートと一緒にこれからのジャズを示すかのような傑作盤が登場しました!
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