テキサスのトリオ【Khruangbin】の3rdアルバムは、まさかのヴォーカルを挿入した作品!
ほぼ全ての曲でヴォーカルを導入し大胆な深化を遂げた2年振りとなる新作。
東アジアのサーフロック、ペルシャのファンク、ジャマイカのダブといった互いに遠く離れた音楽言語を繊細なハーモニーに織り込んでいたクルアンビン。
『The Universe Smiles Upon You』『Con Todo El Mundo』という2枚の高い評価を獲得したアルバムと共に、南北アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアと、2019年の夏まで、3年半近くもツアーを継続。その後、テキサス州バートンの農場にある自身のスタジオに戻り、サード・アルバムの制作をスタートさせたが、一旦それをスローダウンさせた。
その間、Ochoaは、Mordechaiという父親が率いる見知らぬ家族と一緒にハイキングへ行き、悟りを得て生まれ変わった。そして、彼女は沢山の言葉をノートに書き留めた。バンドがアルバムを構成する曲をまとめ始めた時、それぞれの曲の中にヴォーカルだけが満たすことができるスペースを見つけ出し、Ochoaのノートに目が向けられることとなった。
言葉が鳴り響くようになったことで、サウンドには大きな深みが与えられた印象。
バンドにとってはかなりのチャレンジに思える、ヴォーカルを入れることで
今まで以上にメッセージ性が高くなったと感じる内容に。
0コメント